2017-18AW シーズンに1piu1uguale3よりスカジャン(スーベニアジャケット)がリリースされました。
スカジャンは第二次大戦後の1940年代後半から60年代後半に、アメリカ軍兵士のお土産といて作られたことに起源を持ちます。その国の’特産品’を持ち帰る。という古来より繰り返される行動、はアメリカで馴染みのあったベースボールジャケットに、日本の伝統工芸である和装刺繍で龍、鷲、虎などが描かれることにより人気を博すようになります。
その後お土産としてではなく、横須賀基地周辺の若者の間で流行し日本全国に広がっていきました。
数少ない職人から生み出される美しく彩られたスカジャンは
伝統文化の産物という意味では、相撲や能、または歌舞伎に代表される様なものと個人的には近いものだと思います。私たちがよくも悪くも慣れてしまったこれらのものは、近年海外では評価が高く日本人が考えている以上の価値があるものも珍しくありません。
今回1piu1uguale3ではそんな日本文化の新たな発信としてスカジャンを位置づけ、ジャパンメイドのものとして
その価値を伝えようとしているように感じられます。そしてそれは、担い手の少なくなってしまった伝統産業に新たなページを加えようとする願いでもあり、心意気にも感じ取る事が出来ます。
魅力に溢れた”ジャパンメイド”に触れてみてはいかがでしょうか?