JULIUS 2017-18AW COLLECTION
”NEU ROMANRIKA”
PREORDER
ウイリアム・ギブスンの長編SF小説『ニューロマンサー(Neuromancer)』にインスパイアされている。本作は、80年代後半にサイバーパンクの先駆けとして発表された。人間の文化、そしてテクノロジーが結びつく新時代を描いた物語である。
しかし今は、そのストーリーが現実のものになってきている。メタ的な視点を現実に重ね合わせて捉え、それぞれのルックには未来的な要素を含ませた。
アウターは終始一貫して大胆な変形フォルム。たっぷり取った袖の後ろ側とヨーク部分を繋いで、あるいはラグランラインにそってジッパーを設置。自由自在なフォルムは、開ければそのまま中のトップスが露わになる。
ボトムスでは袴のようなワイドパンツが登場しているが、それもまたジップとスナップボタンまで配した応用の効く仕様となっている。ディテールには紐が用いられ、トップスの伸びた袖とともに縦のラインを強調している。
バックパックの装飾や腰に巻いたベルトも長く垂れ下がる状態だ。
また、スウェットには「NEU ROMANTKA」のロゴとそのデビュー年である1984の文字が刻まれている。ランウェイを通して、カラーは鮮やかになっていく。温度のない色とある色を組み合わせて、人間とテクノロジーの関係を表しているようにも見える。